事変の始まり
いや、うちの会社、全員仲良いんですけどね。
ちょっと以前から納得いかない件がありまして。
この件について、世に問いただすべく僕は筆を取ろうと心に決めたのです。
みんな揃って、夜に会社でそれぞれパソコンで作業することがよくあるんですが、その時に様々な不動産について質問があることがあるんですよ。
「社長、この物件のことなんですけど・・・どうしたらいいんでしょうか?」
そういう時に、僕は出来るだけわかりやすく伝えるためにたとえ話をすることが多いんですけど、
めっちゃ、ゴルフに例えちゃうことが多かったんですよ。
「それはね。ゴルフと同じなんだよ。ボールを上げようとすると、ミスが起こるんだよね。」
「やっぱり目的をはっきりさせておかないとね。ゴルフもグリーンからの逆算が重要だから・・・」
等々、社員の為を思ったアドバイスを繰り返していたわけなんですけど、ある時パリピのうちの副社長から急にこう言われたんですよ。
「お前、ゴルフの話禁止な!」

それを聞いて僕は、
「これは、ヤバイことになるな・・・」
と冷汗が止まらなかったんですよね。
いや、確かに副社長の判断は間違っていないとは思うんですよ。
確かに僕たちはお客様にとって最高の不動産屋になろうとしているわけですから。
お仕事に対して、ゴルフに例えることは不謹慎だと判断されても仕方ないのかもしれません。
ただね、彼は知らないだけだと思うんですけど、
僕のゴルフトークに関しては、関係各所から
「ワロタw」
及び
「クッソワロタwww」
とのコメントを頂き、身に余る高評価を頂いている内容なんですよね?
こういう事言うと、
「何だ。自画自賛かよ」
とか思われちゃいそうですけど、
僕もアドバイスしている時の記憶とかないですからね。
白眼むいて、遠くから聞こえてくる神の声をお伝えしている状態ですから。
だから、今回の件はそういった事情を知らないうちの副社長が、既存のルールの上で行ったことに過ぎないとは思うんですけどね。
まあ、彼には悪いことしちゃったとか思いますよ。
笑いのわかる男だと聞いてますんでね。
偽物と本物の違いが判る男だと思ってますからね。
僕と彼との関係性もありますから、こんなLINEが確実に僕あてに来ることになるだろうなと予想しました。
↓
ザキさんからの訴え(予想)
西崎です。
社長お疲れ様です。
本日、社内で社長のゴルフトークが禁止されたとお聞きしました。
正直、開いた口が塞がりませんでした。
何を考えているんだ前田はと。
思わず副社長に直訴しそうになったところほかの社員に押さえつけられ、
「まずは吉田社長にLINEを」
と、説得を受けたうえでこの文章を書かせていただいております。
今回LINEをさせて頂いたのはもちろん、吉田社長のゴルフトークを再開していただきたいと思ったからです。
私たちは、問題に突き当たるたびに頂ける珠玉のアドバイスと軽妙なトークにいつも感涙にむせびながら聞いております。
とくにわかりやすいゴルフへの例えに関しては、時に笑い、時に笑いすぎて涙しているほどです。
それを日常的に直接聞くことのできる自分はなんと幸せなのかと日々神に感謝しているのです。
再開されたならば、私たちは全社員をもって社長のゴルフトークを応援していきたいと思っています。
しかし、社長は一説には
ワンアドバイス 一万円
と言われるほど価値の高いアドバイスとゴルフへの例え話をされるとお伺いしております。
しかも、社長が書かれているブログに関しては、
「お金とかじゃなくって、なんて言うのかな?みんなを幸せにしてあげたいって感じ?」
と、とても高い志で書かれているとお伺いしました。
もちろん私は、社長のブログはすべて拝読させていただいており、
特に金持ち父さん貧乏父さんを元ネタとされているブログは大変感銘を受けました。
あの内容によると
吉田社長はイケメンが大嫌いであり、
イケメンをモテで陵駕することをモチベーションとして努力に努力を重ねることによって、現在の地位を築かれたということを知ることができました。
そこで、こちらをご覧いただきたいのですが、

私、イケメンではございません。
このイケメンではない私に免じて何とか再開していただけるように重ねてお願い申し上げます。
Torus不動産合同会社 西﨑悠太
なぜ、吉田はゴルフをするのか?
僕にゴルフを始めさせてしまったのは、以前このブログでお伝えした事もあるわが師匠、miyaさんでした。

それまでの僕のゴルフに対するイメージを正直にお伝えしてしまうと、
「ダサい、おっさんの玉遊び」

「仕事のためにしかたなく休みを潰して行う苦行」

「女子プロゴルファーのスカートの間を覗き見るためのスポーツ」

とか思っていました。
でもね、
とっても仕事の役にも立つんですよ!
どんな風に役に立つかということをみんなに伝えていきたいと思うんですけど、
①人間関係を構築することができる
仕事の相手となる人は、パートナーであって欲しいと思っています。仕事オンリーの関係性だと、仕事を依頼する側と受ける側で
「俺が仕事出したおかげで、お前が仕事出来てるんだろう?」
的なスタンスで話をしてくる人が結構います。
こうなっちゃうと、仕事そのものが上手く進めることが難しくなってしまいます。
ゴルフを一緒に回った、プライベートの時間を楽しく共有した人にはそんな事を考える人はいなくなります。
結構人間性も出るので、性格なんかモロに出ます。
相手のことが分かれば、本当にお仕事しやすくなります。

②自分の考え方を変えることができる
ゴルフは100パーセント自分で考えたように行動するスポーツです。
なので、ミスや思うようにいかない事も全部自分のせいです。
たまに、それをクラブのせいや、コースのせいにして怒っちゃう人がいますが、だいたいそういう人はあまりうまくない人ですね。
僕も、初めは何でそうなるのか全く分かりませんでしたが、研究することによって理由が分かってくると少しずつ結果もよくなってきました。
まだまだ、さっぱり上手いわけでは無いんですが、元々140打ぐらい打っていたスコアが最近は平均して100前後位まで上がってきました。
全ての事には法則があると思います。
上に石を投げると下に落ちると同じ様なものだと思います。
その法則に合わせて自分を変革していくことが、ゴルフのスコアアップに繋がることが学ぶことができました。

③改善方法を考えることが出来る
先ず、自分がどういう人間か、どんな事が出来るのか?何が得意で何が苦手なのか知ることが重要ですが、そこから改善方法を考える事が大切になってくると思います。
仕事で勉強していたPDCAサイクルなんかも、ここで生かせるようになると思います。
スイングそのものに問題があるのか?地面の状況(フェアウエィなのか芝の長いラフなのか、土むき出しのベアグランドなのか)の見極めが出来ていなかったのか、短い距離のアプローチショットが苦手なのか?パターがラインが読めてなくて入らないのか?
自分の弱み、強みを分析しながら改善を続けていくことによって、少しずつ少しずつ、僕の先生曰く”螺旋階段を上がって行くように”上達していくものだと思います。
④逆算思考が身につく
本当に仕事もそうですが、ゴールからの逆算が非常に重要です。
取り敢えず適当にボールを打って、その場についてから次にどうするか考えるではダメだと思います。
行き当たりばったりは大体上手くいかない場合が多いです。
(自分にも言い聞かせてるんですけどね)
何打で上がるのか?を考えておき、パターを何打で入れて、そのためにどのようなコースで進んで行くのか?
事前にシュミレーションしておくことによって、どんどん良くなってきました。
⑤成長の喜びが得られる
こんなおじさんになっても、いつまでも成長している実感があります。
ゴルフから学んだことを仕事に生かすこと、仕事で学んだことをゴルフに生かすことどちらもあって、相乗効果が生まれていると思います。
僕の上手くなるスピードは遅いですが、少しずつ良くなっておりましてベストスコアは94になりました。

そして、気が付いた事が・・・
ゴルフは僕の最高の趣味であり、ライフワークです。
ふとした瞬間にも、スマートフォンをチェックしてしまう現代人には、自然の中で本当に楽しく過ごす時間は何物にも代えがたいと思います。
そして、事務所でこう聞いてみました。
「みんなゴルフってやってるのかな?」
「社長、誰もゴルフそんなにやってないんですけど!」
うちの副社長がゴルフトーク禁止した理由はこれか!!!